思えば叶う
こういう試験というのは受ける前、受験、受験直後
そして結果発表と何度も緊張感が味わえ身が引き締まりますよね。
特に、小さいお子さんをお持ちのお母さんにとっては、
「~~ちゃんのママ」としての評価じゃなく、
「自分自身の名前」で試験を受け、自分の名前で結果が出る
という試験、「自分」が感じられてお勧めです。
私もかつて子育てまっさかり中は、
周りからも「どらむママ」「にゃるちゃんのママ」と呼ばれ
私も周りのママ友を同じように呼び、
お互いがどんなファーストネームを持ってるのか
知らなかった時代がありました。
子育てママたちもメールの中ではお互いの愛称やファーストネームで
呼び合っているのかな?
にゃるが1歳のとき、私はある試験を受けたのですが
その試験は地元では受けられず1泊で大都市まで受けに行きました。
どらむが3歳、にゃるが1歳の時でした。
さすがの夫も2人をいってにみるのは大変だったようで
にゃるを私の実家に預け、夫にはどらむをみてもらい、
私は受験地に向かいました。
思えば、子育て中に家をあけて1泊なんて経験は初めてだったように思います。
電車で受験地に行き、まずは試験会場の下見をしました。
夜は一人で晩御飯に入りご飯を食べました。
子育て中にひとりでゆっくりお店でご飯なんてことがないので
不思議な感じでした。
翌朝、緊張感を多少感じつつ試験に向かいました。
受験票を机の上に置き、名前を書こうとしたとき、
「あ!私この名前(結婚後の名前)で試験受けるの初めてだ!」
と妙に感動したことを覚えています。
合格率が10%位の試験で15科目ぐらい勉強しなければなりませんでした。
私の勉強時間は、どらむが保育園に行っていて、にゃるがお昼寝してる時間のみ。
少しでも長い時間昼寝してくれるように
午前はできるだけ公園や外遊びをして疲れさせていた(笑)
ことをよく覚えています。
ママ友の中には私の仕事や試験のことをよく理解してくれてる人がいて、
時には、「にゃるちゃん預かってるから勉強したら?」と
言ってくれたこともあります。
また、夕飯時には、「おかずいっぱい作ったから」と
持ってきてくれたママ友も。
(当時はまだ夫は料理に目覚めていなかった)
もちろん、夜は夫が2人の子守りを引き受けてくれて
私の勉強時間を確保してくれました。
こうして、周りの多くの人に助けられて
1年に1度の国家試験を受けることができました。
長時間のハードな試験を受け、終わった瞬間に思ったのは、
「早く子供たちに会いたい!!」
駅前の大きなデパート売り場を走り回って
どらむには赤い消防車のおもちゃ、
にゃるには、あれ?にゃるには何買ったんだっけ??(笑)
あぁああ 2人目ってこんなところにも記憶の薄さが・・
ごめんね、にゃる。でも、絶対ににゃるにも何か買ってます(笑)
ともかく、デパートのおもちゃ売り場を走り回って
子供へのおみやげを買い、
予定していた電車の1時間前の電車に飛び乗りました。
それから2カ月後、
その試験の合格通知が届きました。
大学受験で落ちまくってなかなか桜が咲かなかった私が
難しいと言われたその試験、1発合格できました。
私が33歳の頃のお話です。
それがきっかけとなり、もっともっと勉強したくなり、
35歳でもう一度大学に入って39歳で卒業しました。
大学受験では不合格の連続で
あまりに不合格が続くと、私って人間失格?
生きてる価値もない人間なんじゃないか?
なんて思ったこともありました。
しかし、今にして思えば、受験というのは本当に通過点に
すぎないのですね。
今の私、かつての第一志望だった大学で講師をしています。
現役、浪人時代と2度受験して、それでも入れなかった大学で
まさか自分が教えることになるなんて思ってもみませんでした。
もう10年以上この大学で教えていますが、
今でも朝、大学に着いて「~~大学」という表示を見ると
身体が熱くなります。
心が引き締まります。
駐車場に車を停め、
歩いて講師室に向かうとき、キャンパスを見渡し
「あ~~私この大学で教えてるんだ~」と思うと
嬉しさがこみ上げてきます。
人生わからないものです。
学生になれなかった大学で講師をするなんてね。
だから、人生っておもしろいのですね。
今日は夫のフルマラソンレースの日です。
そろそろスタートの時間です!
がんばれ~~~~べーす!!
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| こころ | 2010-11-23 | comments:5 | TOP↑
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| | 2010/12/01 22:58 | |